先月チャネリングされた映画について
触れましたが、本日は皆さまもご存知の
方が多いと思われる小説家をご紹介します。
「エドガー・アラン・ポー」と言えば
推理小説の父と呼ばれ、私も10代の頃は
『モルグ街の殺人』等の推理小説を読んで
いました。
その彼がなんと、46年後に実際に起きた
事件と似た小説を執筆していたのです。
<作品名>
「ナンタケット島出身のアーサー・ゴードン・ピムの物語」
航海中に難破した船乗りたちのカニバリズム
によるサバイバルを描いた作品
<内容>
リチャード・パーカーという人物が
反逆者として登場する。
彼は他の反逆者とともに船に乗せられたが
この船が途中で転覆。
生き残った者には十分な食料がなく、
苦肉の策として、パーカーは皆に
「くじ引きでアタリを引いた人を皆で食べる」
というカニバリズムを提案をする。
そして、あろうことか、彼自身がアタリを
引いてしまい、皆に食べられてしまう。
<実際の事件 1884年5月19日>
乗組員は、船長のダトリー、船員のスティーブン、
ブルックス、 17歳の給仕のリチャードの4人。
イギリスのサザンプトンをミニョネット号という
ヨットが出航した。 オーストラリアの実業家
J・H・ウォトンが故郷イギリス往復のために
購入したもの。試験航海を含めた処女航海で
オーストラリアのシドニーへ向かっていた。
同年7月5日、悪天候により南アフリカ・
喜望峰沖でヨットが難破。
漂流して19日目、食料が完全に底をついた。
船長は、くじ引きで仲間のためにその身を
捧げるものを決めようとしたが、船員の1人
が反対した為中止された。
乗組員4人は飢えと渇きの末、漂流の
20日目に衰弱した一人(リチャード)が
“生贄”にされ船員たちに食べられた。
その後船員たちはドイツ船に救助されて生還。
少年を食べた行為が裁判にかけらたれた。
少年と小説内で犠牲になった人物の名前は
同姓同名の「リチャード・パーカー」でした。
10年後に被害者の少年の遺族が事件と
ポーの小説の“偶然の一致”を新聞に投書
して明るみに。
この「偶然の一致・・・。」
エドガー・アラン・ポーはショッキング
な事件が起きる46年前に未来をチャネリ
ングしていた、と言えるでしょう。
それにしても恐ろしい話しです。
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