Blue Wave

不思議な世界・スピリチュアルなお話

スピリチュアルな世界はファンタジー。 そこに生命の真実があります

「吉作落とし」悲劇の教訓

昨日の「吉作落とし」

 

何故あんなに人が良さそうな人が

こんな目に・・・。と思われた方も

いらっしゃるでしょう。

 

昨日のテンポイントの話しにも共通

しますが、「悲劇には必ず教訓がある」

のです。

 

諦めた時点で絶望が非絶望になる。

自ら死を選んだ吉作。

非絶望は「どうにもならない恐怖

という絶望」から解放される為に

取った行動でした。

 

しかし

「絶対に生き延びる」と決めた時点

でも絶望から非絶望へと変わる。

 

私だったら・・・。と考えると

確かにめちゃコワイですよ。

 

ただ、着ている服や籠をバラして何とか

して縄を引き寄せる事はやったでしょう。

考え付くあらゆる方法をやり尽くしたら、

後は神に祈るのみです。

 

<なぜあんな事になったのか?>

 

→そもそも命綱を体に巻き付けていない。

 

そこが最大のミスですが、

しかし吉作はもう1つとても重要な事を

忘れていたようです。

 

吉作は人の良い人物かもしれません。

でも彼の中には「闇」があります。

彼だけではなく、人類全ての人にも・・・。

 

<「闇」を持っていると「魔が差す」>

ちょっと気を許した隙に「魔が顔を出す」

ことです。

それはあの足場に降りたことではなく、

その前に遡ります。

 

彼はイワタケを沢山採っていました。

「カゴいっぱいに」

私にはその状況が引っ掛かったのです。

 

豊富で沢山あるものを目の前にした時、

「もうちょっと、もうちょっと」という

人間の「欲」が出て、必要以上に採り過ぎ

てしまいます。

 

野生動物はその日食べられる食糧分だけを

捕って食べます。

私達生きている生物は必要な分だけ自然界

から頂いているのです。

 

イワタケは種類にもよりますが、

12cm~20cm成長するのに100年かかる

そうで、高価なんですよね。

 

このような危険なお仕事だから、採れる

時に沢山採りたい、という気持ちもあっ

たと思いますが・・・。

「明日の分も、どうか合わせてこのカゴ

の半分まで採らせてください。」

と山の神様にお願いして採らせて頂いて

いたら状況は変わったのではないかと

私は思うのです。

 

カゴが重くなった事で、偶然見つけた下

の足場へ降りてひと休み、という展開に

はならず、身軽な状態でさっさと上へ

上がって、より高い場所から満足気に

景色を眺め、手足を伸ばして、躍り上が

って喜んだと私は想像しました。

これはひとそれぞれですけどね~。

 

話しは海に移りますが、過去に北海道で

ニシンの隆盛で財を成した網元たちが

ニシン御殿を競って築いた時代があり

ました。

 

しかし、1955年から漁獲量は激減し、

衰退していきました。色々な要因はあり

ますが、私も海の近くで育ったので、

地方へ行くと衰退の理由が分かります。

それは、何の規制もなく乱獲している

からです。

 

まだ成長しきれていない小さな魚まで

捕って売っているのを未だに目にする

ことがあります。

 

なので日本は輸入に頼っていますし、

数十年先の未来では、魚が捕れなくなり、

食卓からお刺身や焼き魚が消えるとさえ

言われています。

 

人間の持つ闇、すなわち「欲」というのは

非情で恐ろしく、その「欲」が前面に出て

来ると均衡が崩れていきます。

 

吉作も悪気があったわけではなかったで

しょう。けれども自然の営みを理解し、

自然と対話しながら生きていたなら、

「カゴいっぱいに採る」ことはしなかった

と思うのです。

 

この悲劇の物語は、私達は他の生物の命を

頂いている限り、生き延びることができる、

だからそれを日々有難く感謝することを

忘れてはいけない。

 

私はそのように、教訓として受け止め

ました。

皆様はいかがでしたでしょうか。

 

さて、本日は満月です。

昨日もとても美しいピンク色の輪が出て

いました。

 

ボイドタイム(20:14-21:42)

を避けて、エネルギーを受け取りましょう。

 

ボイドタイムとは

月と他の星の角度で出来るアスペクトが形成

されない時間帯。この時間帯は星からの影

響が無い空白の時間帯となる為、占星術では

効果がないと言われています。