前回の記事で
今世で起きる事象の中には、
①今世で体験したいこと。
②持ち越したシャドウを解消すること。
があります。
と記載しましたが、
私達は次に転生する時は、こういう
体験をして成長したいという、ブル
ープリントを転生前に作成して来て
います。
例えば大きな事故や事件で亡くなっ
た方。
衝撃的な「死」を体験する、という
選択をされている場合があります。
その事故や事件で多くの人に重要な
気付きや世の中に役立つ行動を起こ
させるきっかけを与え、本来の使命
に目覚めさせるティーチャーのよう
な存在の方で、 敢えて「衝撃的な死」
を持って、そのお役目 （使命）を全
うされます。
「衝撃的な死」は人々を原点に戻し、
ハートを動かす力があるからです。
例えば2001年に東京のJR新大久保駅
でホームから転落した人を救おうと
して亡くなった韓国人留学生、李秀
賢（イ・スヒョン） もそのお一人で
しょう。
多くの人は悲しみ、「まだ若いのに人
を助けて死ぬなんてかわいそう。」と
残念に思われた方も多かったと思いま
す。
でもこれは現世の人間としての生き方
だけを見た感覚になります。
このような形で亡くなった方の魂は
天から多くの祝福を受け、霊格が上
がり、向こうの世界で愛に包まれ
幸せに過ごしていることでしょう。
転落した人を助ける。咄嗟の判断で
それを行動に移すのは、誰もが容易に
できる事ではありません。
李さんが「助けたい」とハートから感
じ思いを行動に移したのは、
「無条件の愛」があるからで、それが
彼自身のテーマを成就する宿命だった
からと言えます。
彼の両親はこの事がきっかけで、アジ
ア留学生の奨学金制度を設立し、日本
とのかけ橋となって、現在でも支援活
動をされています。
こうして、李さんはご両親や多くの人
々の「目覚め」となるきっかけを与え、
現世で大きな貢献を果たしました。
人にはそれぞれ役目があります。
その大小に関係なく、あなたは少なくと
も誰かの役に立ち、愛されながらこの世
を歩んでいるのです。
例え自分がそれに気付いていなくても。
そして、私達にはまだまだ使われていな
い能力が眠っていて、とても強く美しい
魂を宿しています。
しかしこの三次元の世界では、目の前
の事象を肉体的感覚と人間的な生き方
でしか捉えないので
「かわいそう」「辛そう」などの感情
が先行し、この人はいい人生、あの人
は悪い人生だった、と評価してしまい、
その奥にある霊的な目的に中々気付け
なかったりします。
私達は真実の自分を探求していく事で、
視野が広がり、多くの喜びや幸せが隠
れている事を知ることができます。
自分の中心に近づいて、自分の価値を
見出し、本当の自分を目覚めさせてい
きましょう。
