2017年有馬記念
有終の美を飾ったキタサンブラック。
駆ける姿はまるで大地としっかり結びついて、
風を切る姿は宇宙と繋がり、それは自然と
溶け合うような不思議な光景でした。
無名の馬から上り詰めた頂点。
そこには彼の持つ神聖さが
多くの人を魅了したのだと思います。
またまたご無沙汰のブログです。
やっとおNEWのパソコンを購入しました。
今年最後なので,それに相応しい記事をUPします。
実は競馬はやらないし、今まで話題になった馬の名前は知ってても最近の馬は知らないし・・・という状況だったんですが、有馬記念のことが何故か気になってしょうがない衝動に駆られ、前夜に人気のキタサンブラックを一応ネットで調べてみたんです。
するとYouTubeで映ったその瞳がキラキラと輝いて、たちまち釘付けになりました。
性格も優しく何事にも動じず、とても美しい馬です。
そこでどうしても実物を見たくなり、クリスマスイブに行ってしまいました。
館内を見たり、観覧場所を探している間に時間がどんどん過ぎてしまい・・・。
パドックで写真を撮りたいけど、レースも見たい。
でも今出てしまうと会場へは入れないだろうからと諦めました。
<レース前に出た彩雲>
彩雲は太陽の近くで見れることが多いですが、この時は太陽からそれなりに離れた距離に出て珍しかったので、この時(勝つ!)と確信したのでした。
群衆の頭の壁の隙間から、かろうじて撮れたシーン(;^_^A
レース中の写真は流石にブレました(;・∀・)が、怒濤の声援の中、無事に走り切ってくれたキタサンブラックに感動!感謝感謝です!!
<「おめでとう!」の声援に手を挙げて応える北島三郎>
<レース後のトークショー>
林先生は大穴を狙っていたらしく、負け。
第3コーナーの時点で来年の有馬記念を考えていたそうです。マエケンは単勝勝ち。
<キタサンブラックお別れセレモニー>
陽もすっかり落ちた16:50から開催されました。
キタサンブラックが最後のお披露目に足早で歩いている姿が超~可愛かったですが、群衆の背が高くて撮れませんでした(前から2列目だったのに(´;ω;`)ウッ…)
こんなエピソードが・・・(笑)
事前に司会者の杉本清アナウンサーから「皆さん、分かってますよね?」(サブちゃんに歌ってもらいますから、そのようにノせて下さい)と言われてまして、会場から「ま・つ・り!ま・つ・り!」とコールが起き、最後にサブちゃんが歌ってくれました。
ただ、杉本さんも焦っていたんです。
実はTVでは放送されていませんが、その前にサブちゃんがキタサンブラックの為に作った未発表の「ありがとうキタサンブラック」を歌います!と切り出されたので、予想外の展開に周囲が動揺。
もしかして「祭り」を歌わないのでは・・・?お客さんと段取りしたのに・・・やばい・・・なんて雰囲気もあったんですが、結局観客のコールに応えて無事熱唱!
最後の歌詞を「中山祭り」と変えて歌って下さいました。
それにしても杉本アナウンサーから「豊さんも歌いますよね?」と言われて、「僕は歌わないです。」と最初に言われた武豊。「祭り」の時にもう一度言われて「勘弁してくださいよ。流れで・・・」と答え、サブちゃんが歌ってる最中にいきなりマイクを武豊に向けたので(えっー!?)と露骨に逃げたのが面白かったです。ただ、サビじゃない所で突如マイクを向けられたら歌えませんよね。そりゃ、武豊もびっくりするわ(笑)
※「ありがとう。キタサンブラック」の新曲はその売り上げを「引退名馬繋養展示事業」に寄付されるそうです。
なぜスピリチュアルな馬なのか
さて、前置きが長かったですが、本題です。
あくまでも私見ですが、キタサンブラックは
グラウンディングとセンタリングが出来ている!馬だと思いました。
グラウンディングとは地に足を付けて、大地と繋がっていること。
センタリングは自分と魂が地球の中心としっかり繋がっていることです。
・何事も動じない。他人に影響されず、自分の感情にさえ振り回されることがない。
・自分を信じている。
・決断が出来ている。
・落ち込んでも自ら立て直し前進することが出来る。
・自己世界を築くことが出来るので、現実世界をしっかり生きられる。
キタサンブラックの性格
優しく利口で落ち着いている。レースの後は大抵の馬は興奮することが多いそうですが、キタサンブラックはいびきをかいて寝ていたり、カメラマンが来た時も大人しく動じない態度を見せていたと言われています。
度胸があるというか、調教後も結構平気そうだったので、通常の馬が1本走る坂道の坂路を多い時で3本走る訓練もやっていたと。
駆ける姿はまるで大地としっかり結びついて、
風を切る姿は宇宙と繋がり、それは自然と
溶け合うような不思議な光景でした
風はスピリチュアルの世界では叡智や宇宙に例えられます。
地球で生まれしものは全てひとつ。
全ての生命がこの地球と融合できます。
最後まで先頭で変わらぬペースで走れたのは
キタサンブラックがそのことを知っていたからなのでしょう。
大地の精霊と宇宙に心を開いているから、
彼の持っているパワーを発揮できたんだと思います。
ただ、これは人類全員に言えることで、私達はこの地球にこのアセンションをする時代に生まれてきたこと自体が奇跡なんです。
誰もが素晴らしい個性を持っていて、それを生かすことができるんです。
自分を卑下したり、粗末にせず、もっと自分自身を労り褒めてあげましょう。
そして、この時代に生まれてきたというのは重要な意味があります。
唯一共通する目的を達成するために。
大半の人はネガティブに支配され、競争心や闘争心、固定観念などに縛られ、自分の奥底にある本当の内なるものを輝かすことが出来ないでいます。
もうそういうのを手放して目覚める時だよ!
もっと自由にありのままの自分を表現しようよ。
とキタサンブラックは伝えているのかもしれません。
私自身もこのメッセージ性の強い馬に最後に会えて、改めて自身を顧みることができました。キタサンブラック、ありがとう!!
おまけ
キタサンブラックとオーナー北島三郎氏(サブちゃん)との出会い
オーナーで演歌歌手の北島三郎氏が最初に北海道の牧場で生後一か月のキタサンブラックに出会った時、痩せていてとても走りそうには見えなかったので、その場を後にしたのですが、帰りの車の中でその馬の事を思い出し、キラキラした瞳で「俺を買った方がいいよ」と言われてるように感じたので、すぐに牧場へ電話して買ったそうです。
血統
父親はブラックタイド(22戦3勝)
母親はウインドインハーヘイア(13戦3勝)
ブラックタイドの兄弟はディープインパクト、父親はサンデーサイレンスで期待が高まったが、思ったほどの成績を残せなかった。
そしてキタサンブラック自身が痩せた馬で、サブちゃんに出会うまで中々買い手がつかなかったという。
引き寄せの力
サブちゃんは北海道の漁村に生まれ、歌手になりたい一心で東京へ。長い下積み後、祈願の芸能界に入り。
これまで200頭も競走馬を購入して、今まで一度も重賞レースに出走した馬がいなかったそうです。どんなに具合が悪くても芸能人だから休めない、その道を選択したのは自分だから。
それは調子が悪くてもレースに出なきゃいけないキタサンブラックも同じで、自分の人生と重なって見えたそうです。
「80過ぎてこんなに感動することが起きるとは思わなかった。我が子のようで絆を感じた。」
お別れセレモニーでのサブちゃんの言葉。
諦めなければ、お互いに必要な存在を引き寄せ合うんですね(祝)
サボってばかりのブログでしたが、読んで下さった皆様、
本当にありがとうございました!
来年もどうぞよろしくお願いいたします!!