この記事では製造や加工過程について触
れていきます。
<切り身シャケ>
友達からこんな話しを聞いたことがあり
ます。
友達は千葉に住んでいた頃、魚介類の生
鮮食品加工売り場でアルバイトをしてい
ました。
その職場ではシャケを切り身にして加工
する作業をしていたそうです。
流れ作業の中で、大きなタンクみたいな
容器に水のような液体が入っていて、そ
こに切り身を入れて行くのを見て、その
液体が何かを現場の先輩に尋ねたところ、
漂白剤に付けていることを聞かされたそ
うです。(勿論洗濯用のハイターとは
違うと思いますが)
それ以降、シャケの切り身を食べなくなっ
たそうですが、こういう現場で働かない
限り、知り得る情報ではないと友達は言
っていました。
ガ━━∑( ̄[] ̄;)!━━ン!!
私もそれを聞いて最悪の心境に!
昔からシャケは大好きだったので、よ
くスーパーで買っていたんですよね。
その時は怖くなって暫く食べなかった
んですが、数年経過した時に、いつし
か食べるようになっていました。
それは(周りの人も食べているから)
という理由で安全神話を自分で作って
自分で安心させていたからです。
この事が後に「ある食品」と関わった時
に私自身痛い目に遭うこととなりました。
(それについては次の記事で)
周りに流されるのは、決していい判断
とは言えませんので、自分の五感でしっ
かりジャッジする事と、どういう製造や
加工過程があるのかも知る必要があると
思います。
<醤油風調味料>
醤油風調味料はコンビニやスーパー等の
お弁当に入っているものです。
「醤油風調味料」の原材料には
「脱脂加工大豆、調味料、PH調整剤、
甘味料、カラメル色素」と表示され、
「脱脂加工大豆」は大豆の残りカス
を塩酸で加水分解したものです。
しょうゆの旨味の素はアミノ酸です。
このアミノ酸は時間をかけて発酵させな
くても、大豆などのたんぱく質を塩酸で
分解すれば、簡単につくることができます。
「グルタミン酸ナトリウム(化学調味料)」
で旨味を出し、「甘味料」で甘みを付け、
酸味を出すために「酸味料」を入れます。
「増粘多糖類」を数種入れてコクととろみ
を出し、色は「カラメル色素」で着色し
ます。
香りづけのためには本物醤油を少々足します。
日持ちが悪いために「保存料」も加えます。
こうしてできたものが「醤油風調味料」です。
<みりん風調味料>
安く売られている中に「みりん風調味料」が
ありますよね。名前の通り、本物のみりんでは
ありません。
本来の製法である麹を2ヶ月間熟成させるといっ
た手間もなく、材料をブレンドするだけの製法
です。
甘味料のガムシロップをベースに食品添加物の
調味料、ほんのりした黄色をつけるための着色
料等を決められた分量で混ぜ合わせれば、「み
りん風調味料」が出来上がるのです。
「てり」は水飴、酒の香りは醸造アルコール
、酸味料で味付けされ黄色く着色されたものが、
「みりん風調味料」となります。
<リンゴから杏やいちごジャムを作る>
一部の業者では、台風で落ちた売り物に
できない落ちリンゴを、タダ同然の安い
値段で買い取り、イモやデンプンを入れ
て粘り気を出した後、多くの食品添加物
を加えてイチゴジャムを作ります。
<イチゴジャムの添加物>
・凝固用 (塩化カルシウム)
・着色 (タール色素の赤色102号、黄色4号)
・イチゴの香り(合成香料のイソ吉草酸メチル、プロピオン酸イソアミル)
・甘未 (ソルビット)
・利水防止 (シュガーエステル)
・変色防止 (エリソルビン酸)
・粘り強化 (CMC(繊維素グリコール酸ナトリウム)、アルギン酸プロピレングリコールエステル、リン酸エステル)
・防腐 (ソルビン酸
参考著書「食品の裏側」
イチゴや杏そのものが、どこにも入って
いなくても、イチゴジャム、杏ジャムと
して作ることができるという事ですね。
これを知って驚きましたが、確かに
田舎の方のレストランで手作りのジャ
ムを付けてパンを食べた時に、とても
美味しく果実や果実の甘み自体がしっ
かり味わえ、その差は歴然です。
本来、体に良くないものはいずれ体調
を崩すことになるので、自分の「舌」
で敏感に見分ける力を養っていくこと
も大事だと思っています。