ここ数年気になることと言えば「気候」。
コロナは落ち着きを見せ始めましたが、
こちらのコロナが気になります。
桜の開花が例年より早かったかと思えば
4月までは10度程の差がある日が多く、
時折激しい雨や雷雨もありました。
5月に入れば例年通り天候が安定するか
と思いきや、日照が少なく雨の日が多か
った印象です。
また昨年の夏を思い返すと、めちゃくち
ゃ暑かった記憶はなく、35度を越
える日が少なかったように思えます。
地球温暖化と騒がれていますが、実は
南極の氷は溶けていく氷よりも、氷が
増えていく量が多いと言われています。
これは一体どういうことでしょう。
この事にはある説が浮上しています。
<氷河期に突入>
2030年までに太陽の活動が現在の60
%まで減少し97%の確率で地球は氷河期
に突入すると言われているのです。
過去に地球が氷河期を迎えた比較的新しい
時代では14世紀半ば~19世紀半ばの頃。
世界各地を襲った(Little ice age)はテムズ
川や運河、その他の河川で一冬の間完全に
凍結しました。
この寒冷化で不作が続き、1315年には
飢餓者が150万人をのぼり、また不作の
原因が魔女によるものとされ、罪もない人
々が魔女狩りに遭い、4~6万人もの犠牲
者が出ました。
更に16世紀後半からペストがヨーロッ
パで流行し死者が増加。
追い打ちをかけるように1783~178
り、1億2000万トン程の二酸化硫黄が
ヨーロッパを多い、数万人もの犠牲者を出
し、アイスランドでは人口が半数になりま
した。
当時の記録ではラキ山噴火だけではなく、
他の火山噴火もあり、「日中は太陽はまだ
ら模様で月の明るさしかなかった。太陽
はまるで錆びた土色だったが、日の出、
日の入りの時の太陽は、まるで燃えるよう
な血の赤色だった。」と記されています。
とても不気味ですね(≧д≦)
太陽活動に異常が見られるとこうした天
変地異(火山噴火や地震)が起きるとされ
、当時の規模に値するような氷河期が到来
すると懸念されているのです。
<マウンダー極小期>
特に1645年~1715年は太陽黒点数
が著しく減少しました。
この太陽活動の弱体化と太陽黒点の消失の
ド・マウンダーにより明らかにされたもの
が「マウンダー極小期」というものです。
通常太陽の黒点数は約4〜5万ですが、「
マウンダー極小期」になると50程しか観測
されません。
2019年度では全体の77%の日で太陽
黒点が観測されおらず、今年5月14日時
点で太陽黒点が観測されない日が既に10
0日を過ぎており、既に77%を超えてい
る状態です。
マウンダー極小期では太陽活動が鈍くなり
地球の平均気温が1~2度下がるそうです。
日照時間が減ると「不作」⇒「動乱」⇒
「飢餓」という最悪のパターンが歴史に
記されている通り、そうした危機的状況に
陥る可能性も、一見豊かに思えるこの現代
社会において無縁とは言えません。
この件についてはまた掘り下げて記事に
したいと思います。