Blue Wave

不思議な世界・スピリチュアルなお話

スピリチュアルな世界はファンタジー。 そこに生命の真実があります

プロメテウス物語

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昨日ご案内しましたワークに登場するギリシャ

神話のプロメテウスについて、本日は

「プロメテウス」の物語をご紹介します。

 

プロメテウスの火

プロメテウスはティーターンの一柱で、アヌン

ナキの「エンキ」と同一神とされています。

父親のイアペトスはガイア(大地)とウラノス

(天)から生まれ、母親はオケアノス(大洋)

の娘クリュメネになります。

 

プロメテウスという名は「先に考えるもの」と

いう意味で、未来を見通すことができる賢い神

なのでした。

 

プロメテウスは大神ゼウスの命により「人間」

を創造しました。

ゼウスはある日 「人間に火を持たせていたら

、強力な存在となろうとし、オリュンポスを

荒らしにやってくるだろう。」と言って、人間

から火を取り上げました。

 

しかし、プロメテウスは人間に言葉や農耕等

を教えて、とても人間を愛していました。

ゼウスによって火を取り上げられ、自然界の

猛威や寒さに怯える人間を哀れみ、なんとか

火を与えてあげたい気持ちで葛藤の日々が続

きました。

 

そして遂に決断し、ヘパイストスの作業場の

炉の中にオオウイキョウという植物を入れて

、その植物の茎の空洞の中に火種を点火させ

地上に持って来て、人類に「火」を渡しまし

た。

また、人間に火の使い方を教えてあげました。

 

こうして人間は夜道を照らす松明や食物を調

理したり、鋤・剣・槍等を作りました。

後に火の使い方をマスターして、文明や技術

を発展させる事が出来ました。

 

これを知ったゼウスは怒り、プロメテウスを

コーカサスの山頂で磔にします。

ゼウスの指示で支配の神クラトス、暴力の女

神ビアー、鍛冶の神ヘパイストスにより、決

して解けない鎖で縛りつけられました。


エキドナとテュポンの子であるオオワシ

トンから、生きながらにして毎日肝臓をつい

ばまれましたが、プロメテウスは不死の神で

あった為、彼の肝臓は夜中に再生し、再び苦

痛を味わう終わりの無い日々が続きました。

 

プロメテウスにはある能力が備わっていました。

それは「未来を見通すことができる力」

ゼウスについてある秘密を知っていたのです。

ゼウスはそれを知りたがっていたので、やが

て自分が解放されることも知っていました。

 

その秘密とは

ゼウスが今恋をしている女神(テティス)と

の間に生まれる子が、ゼウス以上の力を持ち、

彼に代わり支配者になることです。

 

ゼウスの子であり伝令の神ヘルメースがやっ

て来て
「早く秘密を明かして、楽になったらどうだ!」

と吐かせようとしますが、プロメテウスは決

て秘密を明かしませんでした。

それを教えてくれれば鎖を解くとゼウスにも

言われましたが、プロメテウスは断り、更に

酷い拷問を3万年受けました。

 

その後、英雄ヘラクレスオオワシのエトン

を退治し、ゼウスが自ら鎖を解き、プロメテ

ウスはようやく解放されました。

 

<パンドーラーの箱>

ゼウスは美しい女性「パンドーラー」と黄金の

甕を作り、プロメテウスの弟エピメテウスに贈

りました。

プロメテウスからは事前に「ゼウスからの贈り

物は受け取るな。」と忠告していましたが、エ

ピメテウスは美しいパンドーラーに夢中になり

、二人は結婚しました。

 

黄金の甕の中に入っていたのは「嫉妬、憎しみ

、怒り、苦しみ、病気、悪知恵、希望。」

※黄金の箱は諸説では箱ではなく甕のようです。

「パンドーラー」の「パン」は「全て」とい

う意味、「ドーラー」は「贈り物」という

意味で、直訳すると「すべての贈り物」とな

ります。

 

そして開けてはいけないと言われていたのに

好奇心旺盛なパンドラが蓋を開けてしまいま

した。

 

様々な災いが飛び出し、急いで蓋を閉めた

時には「希望」だけが残りました。

 

<人間が火を取り上げられた発端>

人間と神々との争いがあった中、ゼウスは人

間と神を区別しようとしていました。

プロメテウスはその役割を自分に任せて欲し

いと懇願し了承を得て、ある事を行いました。

 

彼は大きな牛を解体して二つに分け、一方は

肉と内臓を牛の胃袋で包み、もう一方は骨の

周りに脂身を巻きつけて美味しそうに見える

ものを作りました。

 

ゼウスに、どちらかを神々の取り分として好

きな方を選ぶよう求めたのです。

ゼウスは見た目で判断し、美味しそうな方を

選びました。

それが脂身に包まれた骨ばかりだと分かると

、怒って人類から火を取り上げてしまいまし

た。

 

この時から人間は、肉や内臓のように死ねば

すぐに腐ってなくなってしまう運命を持つよ

うになったとされています。

 

人間の為にやった事が裏目に出てしまったの

ですが、ゼウスの怒りを買いどのような仕打

ちを受けようとも、自分の心に従い、愛と思

いやりのある行動でその信念を貫くプロメテ

ウス。

プロメテウスは私達人間をいつも見守り、導

いてくれているのです。

 

《無償・有償ワークのご案内》

無償ワーク<創生の火>

受付締切:11月21日(土)23時59分まで。

開催日:11月22日(日)11時00分~(15分)

 

有償ワーク<創生の炎

受付締切:11月20日(金)AMまで。

開催日:11月22日(日)11時11分~11時33分

※翌日振込み確認ができたものに限ります。

 有償ワークはかなりお安い価格となっています。

 

詳細はこちらより↓