<白龍神社>
飛驒一宮水無神社からは車で1時間位。
南下して途中の野麦峠方面の街道を通り
過ぎ御嶽山方面まで行った所に白龍神社
という神社があります。
この辺りだろうという空き地に既に他の
車が停めてあったのでそこへ駐車。
橋がかかっています。
あの先に行くとあるのでしょうが
はっきりした場所が分かりません。
橋は老朽化していつ崩れてもおかしく
ないくらいやばそう💦
神社はどこにあるかと思えば、橋を
渡ってすぐ左手に見えて来ました。
近くて良かった!
うっそうとした森で今にも熊が出て
きそうだったので正直、森の奥まった
所だったらどうしようかと思いました💦
でもこの辺は大丈夫そうな感じでした。
ここ数年の熊問題、単純に森林伐採に
よる食料不足で住宅街まで出没するよう
になった、又はその逆で人が山へ立ち入
る場所が増えた、ということだけが原因
なのかな。まだ別の問題がありいそうです。
なぜなら以前よりも熊害が増え、性格も
狂暴な熊が増えているような気がするか
らです。
この日はトレッキング?なのか沢山
の山登りの恰好をした人々が先の方
の道にいて熊鈴を鳴らし、しゃべり
ながら歩いている様子が見えました。
鳥居をくぐり小高い丘の上に立つ社
へ進みます。
手を合わせてご挨拶すると、突然
突風が吹きました。
凄い風!
その後は左の紙垂だけがやたら揺れて
いました。歓迎の合図ですかね、
警戒が解かれ柔らかな空気に変わりま
した。
キャンプ場や池も近いことから、周り
の浄化をさせていただきました。
丘の左手には池があります。
<杣ヶ池(そまがいけ)>
周囲1kmあるそうです。
ここからは池の傍までは降りられず。
別の場所から近くまで行けるのかも
しれません。
鳥居の前に看板があったのですが、そこ
に龍に纏わる伝説が書かれていました。
<池の伝説>
その昔 長者館(原家)に奉公する
美しい娘「ちんま」は杣(きこりの小三郎)
に恋をし会いたい一心で山へ行き、イワナ
に姿を変えてワリゴ(弁当)の中に入って
おりました。
小三郎は何も知らずイワナを飲み込んで
しまいました。すると喉が渇き小川の水
を飲み続けるうちに身体が急に変化し、
キバ、角、ウロコを生じ、巨大な白龍に
変身し、大山鳴動し大地が割れ池になり
ました。
また杣ヶ池(小三郎池)は雨乞いの池
としても知られています。この池から
東へ700米には湿原と化した「ちんまヶ池」
があります。
「ちんま」自身が龍の化身だったのかな。
なんとも言えない結末・・・
近くにあるもう1つの池の水が枯れて
湿地帯になったことから、この辺一体を
龍が護っているように感じました。
<杣ヶ池:そまがいけ>
この池は霊山御嶽のすそ日和田高原の
ほぼ中央にあり地質は安山岩である。
太平洋戦争前は池の周囲はうっそうと
茂る森林で昼なお暗く、近寄る人も
なかったという。
また目の下三尺(90センチ)もある
大きな鯉がたくさん泳いでいた。
戦後大木が伐採され、満々たる水面も
枯渇したが、現在モリアオガエルの
生息地である。
白龍神社