アンコール・ワットの北東部に位置する
ヒンドゥー教の寺院遺跡です。
内戦での銃弾の跡が痛々しいです。
とてもこじんまりとした可愛らしい赤い
砦を見た時に、まるでおとぎの国に来た
ような印象がありました。
寺院というよりはお城のような雰囲気を
持ち、穏やかで女神のエネルギーを感じ
ました。
入って直ぐ左手に図書室があったので
すが、宇宙的な叡智が集積されているよ
うで、とても居心地が良かったです!
なので連れやガイドさんが先へ行って
しまっても、私だけは長くここに留ま
っていました。
とてもパワフルな愛のエネルギーを感じ
たので、ここを出た後に写真を撮ってみ
ると、本当に愛に包まれていました。
こちらの寺院は967年、ラージェンドラヴ
ァルマン王の頃より着工し息子のジャヤー
ヴァルマン5世の代に完成。
建立は王師を務めていたヤジュニャヴラー
ハが行ったとされています。
デバターと呼ばれる天女が描かれた彫刻
が16か所点在します。
優雅で美しい建造物はバランスよく配置
され、ヒンドゥー教の神話を語るレリー
フ数多く残されており、きめ細やかな
彫刻に次々と魅了されました。
彫りの深い彫刻には人々や動物の
表情が見事に表現されています。
パールバティの顔が無いです・・・。
ナンディンはシヴァ神の乗り物、
乳白色の牛のことで、守護神で
もあります。
ヒンドゥー教では牛は神聖な動物
である為、食べないんですね。
下の方に彫られた鳥たちも見事です。
レリーフの1つ1つはどれも美しく躍
動感があり、目を見張るものがありま
した。
このバンテアイ・スレイで有名なのは「
東洋のモナリザ」です。
デバターの中で特に美しいとされています。
フランスの作家・冒険家であるアンドレ・
マルローがこのデバターに魅かれて盗掘
した事がきっかけで、一躍有名になりま
した。
幸か不幸か「東洋のモナリザ」と名付けら
れ、その事件の後から多くの観光客が訪れ
るようになりました。
そして盗掘されないよう立入禁止区域のロ
ープが張られ、遠くからしか拝見できなく
なってしまったのです。
遠くてちっちゃ・・・(;''∀'')。
実はこの事をよく知らず、ガイドさんも
最初に説明したっきりで、他にデバター
が多かったので、すっかり忘れていたと
いうか、後になって「いつ東洋のモナリ
ザ」が出て来たんだっけ?状態になって
いました💦
ただ、何となく撮った写真の中でかろう
じて映っていたのがそれみたいです。
望遠レンズを持っていたにも関わらず、
ここで激写しなかったのが惜しい💦
とてもエネルギーが優しく大好きな
聖地の1つになりました。
また、機会があれば是非行きたい所
です。
素晴らしく波動が高い所なので、写
真を見るだけでもそのエネルギーを
感じ取ることができると思います。