Blue Wave

不思議な世界・スピリチュアルなお話

スピリチュアルな世界はファンタジー。 そこに生命の真実があります

なぜ、肉、乳製品は摂らない方がいいのか(1)

 <牛乳・乳製品について>

小学生の頃、学校の給食に必ず牛乳が

付いていました。でも飲むことが辛く

て、いつもクラスではビリ。

なぜなら水で薄めていて、味が本来の

牛乳では無く、フレッシュさも無いと

感じていたからです。

 

赤ちゃんでもないのに、飲みたくない

ものを無理に飲まされるのは苦痛。

しかし社会では牛乳=カルシウム=骨にいい。

健康で大きな子に育つ。という概念が一般

常識でした。 

 

しかし、これが大きな間違いであった事

が分かりました。

 

<牛乳の誤った認識> 

牛乳は弱酸性で体内に入るとアルカリ性に変化

する性質があります。よく耳にするカルシウム

が入っていることで、お馴染みですが、

(牛乳100mlには約110mgのカルシウムが含ま

れている)

動物性脂肪・タンパク質が高いので、体内で

酸性物質が生じ、大量に摂取すると『脱灰』

(骨を溶かして中和する作用)が過剰に起きます。

また、牛乳に含まれているカゼインが凝固剤

のような役割を果たし、カルシウムの吸収を

阻害。リンパを詰まらせ、他の病気を誘発

するそうです。

骨の健康にはカルシウムだけではなく、

ミネラルを摂らないと意味が無いことも

広く知られている通りです。

 

実は近年の調査で、肉・魚・乳製品等の動物

性食品を食べ過ぎると、からだが酸性に偏り

、疲れやすくなったり、原因不明の体調不良

を発症する事が分かって来ています。

 

体内が酸性に偏ると、アルカリ性に戻そうと

する働きが起き、身体は骨からカルシウム等

のミネラルを摂る為、骨粗鬆症になったりす

のです。

 

健康な人の血液の中のpHは7.4前後で大体中

性になります。(食材は下記参照)

・肉、砂糖、脂肪分の多い食品 →酸性食品

・野菜、果物、大豆、海藻類→アルカリ性食品

 

ところで、牛乳や乳製品の製造過程の源となっ

ている「牛」についても、深刻な酪農事情

ありました。

 

<牛の実情>

私は以前、趣味の野鳥撮影でよく各地へ出掛

けていました。ある野鳥が現れる所の近くに、

こじんまりとした牧場がありました。「牧場」

と言葉だけ聞くと、広々とした土地で放し飼

いされているイメージがありますが、住宅街

でも普通に酪農をされていらっしゃる方はい

ます。

 

その牧場は住宅街の内側に田畑があり、その

田畑の真ん中にありました。

少し覗いてみると、狭い場所に8頭程の牛が

繋がれ、糞尿がひどくハエがたかっていまし

た。

この周辺の地図を事前に見て来ていたので、

放牧できるような広いスペースが無いこと

に直ぐ気付きました。

(この牛達はこんな狭い牛舎で日に当たるこ

となく、一生暮らすのかな。)

 

しかし夏は過酷・・・。想像しただけでゾッ

とします。隣の牛の肌が触れ合える程狭い

中でクーラーも無く46時中いたら、とんで

もなくストレスな筈です。今の状況でも

過酷と言えるのに・・・。

 

その後も、撮影へ行く途中でこのような牧場

とはいいがたい現場を目にしたことがあり、

不衛生且つ不健康な状態で飼育されている

牛達が憐れでなりませんでした。

 

一方、北海道のある小さな牧場に宿泊した時

は、こちらはどちらかというと競走馬 の育成

兼牧場であり、馬が主体でしたが牛もいまし

た。

1頭1頭に与えられた舎のスペースには余裕

があり、放牧エリアもあって、動物達はスト

レスを感じていないようで、穏やかで人懐っ

こい表情をしていました。

こちらの牧場のご家族も親切な方々で、牧場

でのお仕事や馬や牛について教えて下さいま

した。

 

このように放牧型の牧場は日本ではまだまだ
少ないそうです。
実際多くの牛や豚達は、私達が想像している
以上にもっと過酷な環境で飼育されています。
 

酪農家で体験した方のお話しを紹介いたします。

 ↓一部抜粋して構成しています。

 

経済動物としてしか扱われない牛には、約畳

一畳分のスペースしか与えられず、牛は一生

のほとんどをそこで過ごすのだ。

そこでびっくりするのが、その寝床がゴムマッ

トであるということ。

糞尿をそのマットの上でしてしまえば、ぐちゃ

ぐちゃになったそこは、まるでスケートリンク

状態。足元が滑って寝起きすることさえ困難に

なってしまうのだ。寝起きにさえストレスを

感じてしまう現状。

 

牛は、生まれた瞬間に母牛とはすぐに引き離

される。母牛から直接母乳をもらうことなく

人間から人工的に作られた代用乳をたくさん

生産してくれる牛になるように育てられる。

生まれて3カ月もすると、子牛の頭から角が

目立ってくるようになる。角がまだ小さいう

ちに焼きごてなどの方法を用いて角をとって

しまうのだ。

 

 「でも、かわいそうだけど仕方ないんだよ、

経済動物だからね」と言われてしまえば、

言われた方は諦めてしまう。私も実際そうだ

った。

北海道で研修生としてはじめて現場を知った

時、どんな残酷な現実を目の当たりにしても、

経済動物という理由が全てをはぐらかしていた。

 

雌牛は分娩後、2~3カ月後に再び人工授精

され、妊娠しながら乳を搾り取られるという

ことになる。これは牛にとっては大きな負担

で、2~3回それが繰り返されれば牛の体は

ボロボロ。内臓はフル稼働で休む暇もない。

疲れきった牛は様々な病気を発生し、能力も

限界を迎え、用無しとなった牛は肉として売

られて一生を終える。人間でいえばまだ30

くらいの若さだろうか。大体3回くらいお産

したらもう廃用。

乳牛として今まで乳を搾られてきたホルスタ

インも、最後には肉として処分される。

 

健全な飼いかたをしていればその2倍以上生

きられるのに、短い間に牛を酷使する今の酪

農スタイルが、牛の体をぼろぼろにしている

のだ。

残念ながら、これが日本にいる牛の現実。」

 

ほんの一部ですが、信じられない内容に愕然

としました。

子供の頃に飲んでいた牛乳。

あれは確かにまともでは無かった・・・。

改めてそう実感した内容でした。

 

勿論、牛のストレスが無いようきちんと放牧し

飼育されている酪農家さんやそれに取り組もう

とされている方もいらっしゃいますが、まだま

だ少ないようです。

 

更に夏の暑い時期に無理やり出産させよう

としたり、改良牛を行う為、大量に穀物

食べさせ、牛の体を農薬と抗生物質漬けに

したりと、消費者側では知らない事実もあ

り、そのレポートは下記リンクに詳細に記

されていますので、是非ご一読ください。

詳細はこちら↓
 

 

必要な分だけで良いのに、人間のエゴが

拡大した為、牛達の過酷で悲惨な状況は

改善されないのです。

 

ただ、牛乳や乳製品を全否定しているの

ではなく、母乳の代替として粉ミルク等

があるように、嗜好品以外で最低限必要

な場合もあり、我々の社会でとても助か

っていることも事実です。

 

ご自身で牛乳や乳製品の摂取が必要と思わ

れる方は、良質のものを選別し、適度の量

を摂り、phが中性になるよう心掛ける事

をお勧めします。

 

乳製品や牛肉が好きだからと言って、摂り

過ぎては身体に毒です。

 

スーパーで乳製品コーナーが昔と比べると

圧倒的に増えたのも、牛にホルモン剤を投

与し、大量生産を行っているからと言えま

す。

長年、沢山摂取したら、私達の身体に何ら

かの疾患が出てもおかしくありません。

人は「歳だから身体に不調が出るのかも」

と思われがちですが、本来人間は100歳以

上は生きられるのです。

 

人間の傲慢さや欲があると、必ずいい

モノは作れません。他国に比べて動物に

対する扱いは日本はとても遅れています。

 

ひとりひとりが「食」について見直す時

が来ています。

 

訂正:以前タイトルに「卵」を入れてい

ましたがそのことについて特に記事にして

おりませんでしたので訂正いたしました。

「卵」は栄養価が高い為摂取した方が良い

です。但し大きい卵は遺伝子組み換えされ

ている為、要注意です。

また、現在は国産鶏と海外鶏のハイブリッ

ドの卵が国内で7割生産されていると言わ

れています。

ホルモン剤を多く投与された鶏の卵もある

と思われますので、産地や飼育環境をよく

確認されて購入されると良いでしょう。